~ADHD上等!プロットが書けないワナビの奮闘記~

感想「新約とある魔術の禁書目録 20」:アレイスターは一人ぼっちじゃない!物語は最高の盛り上がりへ!

2018/10/20
 
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職業物書きを目指すワナビ兼アニメオタクです。 企業に依存しない生き方を目指します。
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こんにちは、hineです。※この記事はネタバレを含みますのでご留意ください。
いやー、「新約とある魔術の禁書目録 20」読了しました。何からお話したいって、まずこの表紙。

新約 とある魔術の禁書目録(20) (電撃文庫)

わぁい、久しぶりの上条さんインデックスツーショットだ!
他に類を見ない程作品中に魅力的な女の子が跳梁跋扈する禁書ですが、やはりヒロインはインデックスなのですよね。いくら「インなんとかさん」とか「エアヒロイン」とか「ベランダ系アイドル」とか言われてても、やっぱり!あらあらうふふ系(その上巨乳)金髪美女が、数億年同じ時を共にした北欧系美少女が登場しても、やっぱり上条さんの隣にいるのはインデックスなんですよね!そういうことですよね、かまちー!

・・・と思ったら、今巻でインちゃんの出番はまたもや雀の涙でしたね(泣)。

ようこそ 霧と魔術と○○の都 ロンドンへ

あとがきでかまちーも触れていましたが、各キャラクターによって○○に当てはめる言葉が違って面白かったですね。今回の舞台は魔術の総本山、イギリスのロンドン。『人間』曰く黄金の都。ニクス=エヴァーブラインド曰く闘争の都。バーコード神父曰く拷問の都。みんなの良心オルソラ曰く紅茶の都。
このロンドンを舞台にして、3ヒーローズこと上条当麻、一方通行、浜面仕上とその仲間たちが大暴れしましたね!
僕が読んでいて「ここは」と思ったところを順にまとめていこうと思います!

その『人間』、近代魔術において無敵

「私が組み立てて再配布した近代西洋魔術の理論に従うモノに、私を傷つけることは叶わない」

アレイスたんが言い放ったセリフです。うわなにそれつよい。まさにチート中のチート、禁書のラスボスと言われてた感じがしていいですね!まさに最強ではなく無敵。

しかしそれはイギリス側も想定内だったようで、アレイスターが組み立てたもの以前の法則、今回で言えばエジプト神話を持ち出してきましたね。
ラーやイシスなど遊戯王やパズドラを知っていると馴染み深い単語がでてきて嬉しかったですね。

オッティがかわいい

「スフィンクスといえば?」
「インデックスの飼い猫」
「(涙目)」

やっぱこの子がヒロインでいいや!

今回、ところどころオッティがかわいすぎる。完全にかまちーは我らの心をわしづかみにきよる。
謝って泣くなよと諭す上条さんに「・・・だれもないておらん・・・」と強がりつつ小刻みに震える手乗りサイズの金髪美少女とかかわいいに決まってるじゃん。強がっている時はひらがなしか喋れていないのもグッド!

試される信仰心 その葛藤

ローマ正教の修道女たちは、他の神話の神を媒体とした霊装「神威混淆」を使用するか否かという点で、自身らの信仰心を試されることになりましたね。
このあたり、読んでいて遠藤周作の「沈黙」を思い出しました。
禁教時代に布教のために来日したキリシタンたちが、「改宗しなければ殺す」と自分の信仰心と自分の命を天秤にかけさせられる話ですね。神への愛と自己防衛との葛藤をうまく描きあげた名作です。
禁教時代のキリシタンの場合は「自分の信仰心を貫くこと」で失われる命は自身のものひとつです。しかし、今回のローマ正教の修道女たちは信仰心に従って「神威混淆」を使用しなければ、失われる命はイギリスの国民たちです。これが犠牲になるのが自分たちだけならば、彼女たちはそれを手に取ろうとはしなかったかもしれませんね。

個人的に、物語の展開として、彼女たちには信仰心を曲げさせず他の方法で問題を解決へ導いていく展開だといいなぁと思っていました。ですが、物語はあらぬ方向へ転じていきましたね。このへんやっぱりかまちーはうまいなぁと。

オルソラをゼロ距離説得

少女漫画かな!?

と錯覚するくらいの潤んだ瞳、きっと結んだ唇という最高な表情をで上条さんを見つめるオルソラ。かわいい。っていうか尊い。

上条さんの顔で隠れているけど右肩に乗っているはずのオッティはどんな表情をしているんだろうか・・・(汗)

上条さんの説得によって「神威混淆」を手放したオルソラ。その恩を返すとばかりについていこうとするオルソラに対して、上条さんがこう言い放ちます。

「お前達の女子寮なら俺がこの手で必ず守る。ついでにロンドンも守って、イギリスも守って、世界も全部守っちまえば万々歳だ。だから心配すんな、オルソラ」

はい守られた!今世界が守られました!
かのヒーローが断言するからには、もう大丈夫でしょう。この上条さんの安心感はこれまで40巻以上積み上げてきた「成功」の賜物ですよねー。

読了した後にオルソラのキャラクターソング「衝動、なのでございますよ」を聴いてみるのもなかなか感慨深くなりますね。
「人は誰も 選ぶこと許されている だから間違うのですね」
「正義じゃなく 意思という名の御心(ひらめき)で 世界も変えるのでしょう

このあたりの歌詞が刺さりますね。オルソラ、好きだ・・・(定期告白)

主人公の肩口に立つオティヌスの存在:ワナビの視点から

今更ながら読んでいて思ったことがあります。それは、主人公の傍らから助言をする補佐役、つまりオティヌスという存在が、今回もうまく戦闘シーンの執筆において活躍しているなぁと思ったのです。

これはワナビ特有の文章を書こうとする側の感想なんですが、まず戦闘中にキャラ同士での会話ができると、それだけで戦闘シーンが書きやすいんですよね。禁書は神視点、つまり三人称視点での描写ですから割と困らないんですけど、ましてこれが一人称視点だと相手の攻撃の考察や主人公の思考っていうのがどうしても一人喋りが続いて冗長な印象を持たせてしまう。
しかしオティヌスのような妖精サイズの助言役が肩口にいてくれると、相手の攻撃について味方同士で話合えますし(しかもオティヌスは魔神なので解説役にもなれる)、会話形式で進ませることもできるので文章のテンポもよくなるんですよね。
オッティを妖精化させたのはこういう意図もあってのことだったのか・・・!という事実に今更気付き、殊更かまちーの凄さに感服するのでした。

物語は佳境へ

そして今回も気になる終わり方をしてくれました。サミュエル=リデル=マグレガー=メイザース。
かつて倒していたと思っていた師でありながら宿敵の再登場、それも超強敵感がある!
本音を言ってしまうとローラやコロンゾンがラスボスにしてはちょっと役者不足感があったので、これは大いに期待できますねー!

「「アレイスターは一人ぼっちじゃない」」

そんな新たな強敵メイザースを見て、本気でがくがくぶるぶるしだすアレイスター。このへんやっぱり人間らしくて憎めないね。
そのアレイスターの前に上条さんと一方通行が立ち塞がって、このセリフですよ。
計画のために作られて、今は役目を終え機能停止した学園都市。しかし、その全てが無駄だったわけではなかった。なぜなら、アレイスターの人間性に僅かでも惹かれ、その身を庇おうと立ち上がる二人の「教え子」の存在が目の前にあるのだから!!

いやーこれには思わずうるうるときてしまった。

三章中盤のアレイスターと一方通行の二人のシーンで「これからの身の振り方」を一通さんに諭すシーンとか。
四章中盤でも上条さんに同じことを諭すアレイスターのシーンとか。

確かに、学園都市統括理事長としての、教育者としてのアレイスターがそこにいましたよね。
それに応える最弱と最強の教え子たち。この二人がアレイスターのかつての師に立ち向かう。うーん、最高か!?

三期放映も2018年10月に決定した禁書目録。今後の展開が楽しみで仕方がありません。
それでは今回はこのへんで筆を置かせていただきます。

関連記事>>アニメとある魔術の禁書目録 第三期でどこまでやるか予想・考察してみた

21巻の感想はコチラ!

感想「新約とある魔術の禁書目録21」:科学と魔術、その頂――アレイスターの決意。

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