~ADHD上等!プロットが書けないワナビの奮闘記~

書評「「物語」のつくり方入門 7つのレッスン(丸山夢久/雷鳥社)」:的確かつ丁寧な物語入門書

2018/06/15
 
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職業物書きを目指すワナビ兼アニメオタクです。 企業に依存しない生き方を目指します。
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こんにちは、hineです。

今回は小説の書き方指南書として、こちらを読了しました。

丸山夢久さんの「「物語」のつくり方入門 7つのレッスン」です。

この本の良いところ

なんといっても、まず丁寧なところ。入門書と銘打ってるだけあって、普通の指南書では投げっぱなしなところも細かく教えてくれます。特に僕がそれを感じられたのは、物語が展開し、主人公の葛藤についての章のこの部分。

>展開・葛藤は、物語の大半を占めるパートです。お話の面白さは、このパートを面白く作れるかどうかで決まるといっても過言ではありません。(中略)あなたも頑張ってさまざまな趣向を凝らし、素晴らしい展開・葛藤部分を作ってください。…………。なんていきなり言われても、初心者の皆さんは困りますよね(笑)。ご安心ください。(中略)大変ですが、それでも創作のきっかけやヒントになるような考え方は存在します。

ここから、具体的な展開・葛藤部分のつくり方をドリルのような読者参加型形式で教えてくれます。

そう、この読者参加型形式での教え方がわかりやすい。小説を書きあぐねている人って、「何からしたらいいのかわからない」って人が多いと思います。その点、この本を読みながら進めれば、「今自分がどの段階にいるのか」がわかり、そして「問題を解くように進められるので確かな成果がある」と感じられるのですね。

自分の今の状態を知れる

本書は7つの段階に分けて物語のつくり方を指南しています。ですが、現在の小説の進捗状況は読者によってバラバラですよね。設定すら何も作っていない人、設定は決まっているけれど一文も書き始めていない人、物語が進んだ中盤で行き詰っている人……。したがって、著者は「今の自分がどの段階にいるのか」をまず読者自身に自覚させることで、どの章から読めばいいかを示してくれます。(結局僕は最初から最後まで読みましたが)

きちんと「魅力的な物語」を作れる7つのレッスン

・物語のおおまかな輪郭
・物語全体の流れ
・キャラクターの考え方
・主人公の作り方
・敵対者の作り方
・援助者(主人公の味方キャラ)の作り方
・ディティールと演出

この7つのレッスンで、魅力的で読者が面白いと思える物語のつくり方を懇切丁寧に教えてくれます。
まるで大学の講義内容を文章化したみたいに、ところどころ生徒の質問や疑問も交えて進んで行くので、理解の助けになるのが嬉しいですね。

まとめと僕にとってはどうだったか

書いてあることはどれもその通りで、まさに初心者の入門書として差支えないと感じました。
しかし、これでも僕は結構な分量の小説指南サイトを読み漁り、その知識を蓄えてきたつもりではあります。ですので、なにか目新しい何かを得られたかと言われれば、実はそんなこともありませんでした。
しかし、物語を演出する上で大事なことが書かれていることは間違いないので、ふとした時に確認して「うん、こうだったな」と再認識するために本棚に入れておくことにします。
世界観の設定の細部を詰めるのに適した、「世界観の細部のつくり方」的な入門書はないかなーと思うhineでした。

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