~ADHD上等!プロットが書けないワナビの奮闘記~

感想マンガとある魔術の禁書目録 #154「襲撃―その後」

2021/01/17
 

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職業物書きを目指すワナビ兼アニメオタクです。 企業に依存しない生き方を目指します。

 

※この記事は漫画「とある魔術の禁書目録」第154話のネタバレを含みます。ご注意ください。

 

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第154話「襲撃―その後」

©鎌池和馬/近木野中哉/スクウェア・エニックス

「占星施術旅団」という魔術結社について話す謎の老人。

 

前回後方のアックアからの襲撃を受け、上条さんと五和がボコボコにされてしまった漫画「とある魔術の禁書目録」。

前話>>#153「襲撃」

154話「襲撃―その後」は原作での”行間”部分からのスタートです。

 

『やってる事は今と変わんないかな。一応は十字教の魔術結社であっちこっちで相談を受けたり依頼に応じてロシア全土を回るような生活をしていた』

このお爺さんが所属していたその結社は、人々から依頼を受けてこっそり魔術を行使するという集団だったようです。

ロシア全土を回るのも、あまりに頼られすぎて一か所に留まっていられないという理由だった、と本人は話します。

 

『――ところがトラブルってのはどこにでもあるもんだでな 厄介な連中に目をつけられちまった』

ロシア成教の一部から目をつけられてしまった占星施術旅団は、吹雪の中ロシアの国境目指して逃亡を図っていました。

そこへ追いついたのが――

©鎌池和馬/近木野中哉/スクウェア・エニックス

金属製の八本足の馬――霊装スレイプニル。

永久凍土の土地で動くことを想定された、ロシア成教のプロの魔術師です。

 

『分かるんだ。国境に辿り着く前にみるみる近づいてくる追手に捕まっちまうんだって』

『――ん? その後どうなったかって? そりゃお前、なんとか逃げ切ったよ でなけりゃじーちゃんはここにいないだろ』

『そうかそうか、”どうやってロシア成教の精鋭から逃げ切ったか”それがわからんのか』

『じーちゃん達の前にヤツが現れたからさ』

©鎌池和馬/近木野中哉/スクウェア・エニックス

ウィリアム=オルウェルがな』

 

ウィリアム=オルウェル……一体何方の誰ックアなんだ……!?

えー原作では名前しか出てこなかった謎の男「ウィリアム=オルウェル」ですが、漫画ではあの男だと丸わかりの演出ですね。

それにしてもこの男を描く時の演出がいちいちかっこいい……近木野先生のこだわりが伺い知れますね……!

 

 

さて、時は現代に戻りシーンは上条さんが運び込まれた病院へ。

第二二学区の第七階層にある救急救命病院です。

全身打撲と脳震盪、右肩、左足首の脱臼に内蔵の圧迫。

アックアから受けたダメージによって絶対安静の状態となってしまった上条さん。

むしろあのボロボロ具合で生きてるのが凄いよ……さすがと言いたい。

同じく傷を負った天草式十字凄教の約50人が手当てをしている中、一人うずくまった者に建宮が声をかけます。

「で? お前さんはそこで何をやってるのよ」と。

©鎌池和馬/近木野中哉/スクウェア・エニックス

目の前で大切な人が傷つくところを見ることしかできなかった五和。

当時の上条さんの姿を思い返して、壮絶な自己嫌悪に陥ります。

 

「私……あの人の話を聞いた時、なんてすごい力を持っているんだろうって思いました。でも違ったんです」

「あの人はどんな防御術式にも頼ることができない。どれだけの回復術式でもかすり傷ひとつ治せない。本当に、体ひとつで戦っていただけなのに」

「私、そんな人を見殺しにしたんですよ」

©鎌池和馬/近木野中哉/スクウェア・エニックス

自分が敵に敗北したことよりも、上条さんが自分を庇って傷ついたことのほうがずっとショックが大きいようです。

そりゃ五和もプロの魔術師の一人ですから、一般人に代わりに重傷を負わせてしまったという事実は耐え難いものでしょう。

 

自暴自棄になる五和に、教皇代理である建宮がかける言葉。

それは、慰めや労りの言葉ではありません。

「”後方のアックア”は 必ずまた来る」

「あいつの右腕を斬り落としに、な」

五和の胸倉を掴んで立たせ、「いつまで隅っこでヘタってやがるつもりよ」五和を鼓舞する言葉をかけます。

©鎌池和馬/近木野中哉/スクウェア・エニックス

つい悪態の言葉を零してしまう五和に、建宮は冷静に言い返します。

「だとしたらそいつは犬死にってヤツなのよな」

「ボロボロになった恩人を前にして動こうともしねぇんだからな」

 

そう。

失敗した過去を悔やむばかりの五和に対し、

建宮は次にすべきことについて考えていました。

つまり、近い未来必ず来る後方のアックアとどう戦うか。

ここで恐る恐る「建宮さんだって負けたじゃないですか」って言い返しちゃう五和に人間味を感じてちょっと好きなんですよね。

プロとは言えまだ精神が成熟しきってない十代という感じがして。

©鎌池和馬/近木野中哉/スクウェア・エニックス

この言葉で、五和は気付きます。

他の天草式のみんなも、同じ惨めな想いを抱えていること。

失敗を取り返すべく、今にも動き出したい表情をしていること。

再び前を向く決意を決めた五和に手を差し伸べて、建宮は言います。

「お前さんが最高に良い女である事を証明して こいつのために命を張って良かったと思わせてやれ――!」

この台詞、建宮の台詞の中で一番かなってくらい好きなんです。

鼓舞のしかたが上手いですよね、さすが教皇代理。

今の五和に一番効く言葉は、「上条さんのため」を想っての言葉でしょうからね。

 

やるべき事はただ一つ。

©鎌池和馬/近木野中哉/スクウェア・エニックス

手も足も出なかった敵へ、再び立ち向かう天草式十字凄教。

 

建宮からの叱責と激励を受けて、立ち上がる時の五和の表情もまた良いんですよね……

いやぁアニメで描写されなかった表情の機微が十分に感じ取れて最高ですよ……!!

(ずっとこれを言い続ける気がする)

 

ちなみに原作では眠る上条さんの横にインちゃんが寄り添っていたと思うのですが、その描写はなかったみたいです。

さすがに集中治療室での付き添いっていうのも無理があったんですかねー。

 

再戦の決意を固めた天草式十字凄教は、アックアに一矢報いることができるのか。

では次話でお会いしましょう、ありがとうございました!

>>関連漫画記事

前話>>#153「襲撃」

次話>>#155「来るべき時」

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